片岡義男的世界は・・・・どこへ・・・♪あぜ丸的読書遍歴・・・

 画像文学仲間では、好き嫌いがはっきり分かれていたのですが、片岡義男という作家がいます 今回は本棚の整理をしていたら、ごっそりと文庫本が出てきたので、あぜ丸的な片岡義男さん影響度を振り返ってみます 久しぶりのBOOK関連記事です

 村上春樹さんがデビューした頃、もちろんあぜ丸は必死に読み始めましたが(唯一、全て初版で持っている作家である)・・・80年代前半に・・・恥ずかしながら片岡義男の世界に憧れていた青二才の自分がいます

これは当時を知る人にはかなり、リアルにわかると思いますが、当時、片岡義男的というのは、微妙な位置にあって、恥ずかしさを含んだ独特の世界観がありました それは一歩間違えると「わたせせいぞう的世界観」とか「イラストレータ鈴木英人的世界観」に通じるものがあり、アメリカ的な風景をベースにしながら、クールに生きていく・・・という、なんだか、およそ日本人には似合わない感じがあったんですね  少なくとも、一部のバイク乗りを除いては・・・ 女性の知り合いでバイクの乗っている方の半数以上は、昔片岡義男を呼んで読んでいた・・・と言ってました(笑)


画像片岡義男の小説はある意味あの時代(バブル以前からバブル頃)に合っていたと思うし、あの小説に描かれるクールで美しい女性たちに、子どもであったあぜ丸は憧れずにはいられなかったですねぇ・・・。当時はまったくわからなかった、いわゆる「大人の世界の会話」というのも・・・今では少しだけわかる気がします

 バブルがはじけて・・・なんだか気づいてみたら片岡義男の角川文庫の文庫本・・・まるっきり今では本屋にないのです・・・どこに行ったんだろう。記憶から忘れ去られたあの文庫本たち・・・・不思議です


というわけで、一時期は夢中で読んだ事を隠しはしない・・・あぜ丸の20代前半は片岡義男的世界に強い憧れを持ってたんですね・・・とても恥ずかしいんですが・・・・で、気づいたらあぜ丸の本棚からも奥へ奥へと仕舞われていたんです  

画像でも、いまから思えば・・・今の生活の仕方って・・・結構まだ片岡的世界観を引き摺ってますね・・・あぜ丸を根本から支える、ある種のクールな態度(これも、子どもっぽいんだが)や、好きなものだけに囲まれる生活・・美味しいものへのこだわり、多少は高くても、お気に入りの少数の洋服を買うとか・・・なんだか・・・やっぱり若い頃に読んだものって・・・なんとなく心に潜んでますね・・・恥ずかしいけど

村上春樹が大好きな人は・・・つい仕事中に「やれやれ」と呟くように・・・片岡義男が好きな人は、振られたときでさえ「彼女のハートがNOという」と・・・うそぶくのですよね・・クールに(笑)

でも、そんな生き方も、実際に大人になってみると・・・たまにはいいものだと気づくわけです そりゃ、いつもは部下と、居酒屋に行っていても、月に一度ぐらいは、ニューグランドのバーに一人で行ってドライマティーニを注文したいし、一人で車を出して夜のドライブに出かけてみたり・・・・そういうのって、やっぱり・・必要な時間なんですよね・・・・

 で、世の中のブログで片岡義男さんの文庫に触れているものは・・・なんとなく生き方が自分に似てたりなんかして・・・とっても不思議な感じがします・・・笑い

しかし、角川文庫からは、まったく本が消えてしまい・・・入手する出来るのはブックオフのみという・・・あれだけ売れて、映画化した作品も沢山あるのに(代表作である『スローなブギにしてくれ』、『彼のオートバイ、彼女の島』、『メイン・テーマ』は角川書店の手により、また『湾岸道路』、『ボビーに首ったけ』は東映で映画化されている)・・・本当に不思議な作家ですよね・・・




で、本屋からいなくなり・・・最近読んでいないと・・・たまには読みたくなるわけで・・・・笑

この夏休みには・・久しぶりにクールな会話を楽しみたいと思います

それでは・・・

ちゃお



スローなブギにしてくれ [DVD]
パイオニアLDC

ユーザレビュー:
何度も…高校生の頃に ...
浅野温子はきれい一昔 ...
少年時代少年時代、こ ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

この記事へのコメント

テリー
2009年07月18日 14:07
片岡義男、よく読んだと思います、、
が、、確かに、あまりタイトルが出てきません、

オートバイが好きで、ツーリングにも結構出ていたので、やっぱり「スローな・・・」に惹かれたなのかな?

忘れた!?
あぜ丸
2009年07月18日 14:57
テリーさん、コメントありがとうございます(^O^)

「時には星の下で眠る」とか、オートバイ小説は沢山ありましたね、あぜ丸も若い頃はバイクに乗りましたが、いかんせんメカ音痴なので…(笑)

しかし、本当に片岡義男さんの本は、今では探しても本屋さんには、ありません!ないと読みたくなる!のです(笑)
河童アヒル
2009年07月18日 20:29
初夏の信州に、ミッドナイトスペシャルに乗って・・・
雨に降られて雨宿りして・・・

実際は電車に乗っているアヒルさんでした。
片岡義男、好きでしたね~
あぜ丸
2009年07月18日 21:02
河童アヒルさん、コメントありがとうございます(^O^)

いいですよねぇ、片岡義男の世界。すごく旅に出たくなりますね!アヒルさんは、すごく行動派だから羨ましいです!

またオートバイに乗りたくなりますね!

あー旅したいな!
Z2おやじ
2009年07月19日 19:16
こんにちは。
片岡義男ネタにおもわず出てきてしまいました。
私も高校生のころ、「彼のオートバイ、彼女の島」から片岡義男にハマり、色々と読み漁っていました。
そして、カワサキW3にあこがれて、いつか乗るぞ!と誓っていたんですが、結局Z2乗りになってしまいました。
久しぶりにまた読みたくなりました。
あぜ丸
2009年07月19日 20:04
Z2おやじさん、コメントありがとうございます♪
ハンドルネームからうすうす気づいてはいましたが・・・やっぱり・・・ですね・・確かにW3には憧れましたよね(笑)

カワサキ・・・という感じがしますよねぇ・・・そうそう。
あぜ丸もバイク好きです・・・

読みたくなりますよね・・・でも本屋には売ってません!!
いったいどうしちゃったんだろう・・・♪
と~る♪
2009年07月22日 21:19
こんにちは。
私も学生時代から就職したてにかけての頃かなり読みました。懐かしいです。
「スローな・・・」は友人に貸したら返してくれませんでした。

あのクールな雰囲気は今でも思い出すだけで心地よいです。
今は本屋に並んでいないんですか、不思議ですね。
久しぶりに我が家の本棚からひっぱり出してみようかな。
思い出させてくれてありがとうございます。
あぜ丸
2009年07月22日 21:56
と~る♪さん、コメントありがとうございます♪
懐かしいですよね・・・

そうです、あのクールな雰囲気って、最近穴あんまりないのですよ・・・そう思うと読みたくなりませんか?

で、本屋に行くと・・・まったくありません・・・一冊もないと言ってもいいかもしれません・・・本当にないんですよ・・・これって、ものすごい不思議です。

できれば、懐かしさに胸を振るわせてください・・・今読むと、あの時わからなかったこともわかったりします・・・大人になったんですねぇ・・・
ital
2009年11月22日 17:28
片岡義男氏の現在の活動なら、拙サイトへどうぞ。現在、角川文庫のほうは数冊を除きすべて絶版ですが、片岡さんの著作が本屋にまったくない、なんてことはありません。

「白い波の荒野へ ~作家、片岡義男氏の文章を読む人たちへ~」
http://www.geocities.jp/le_trou909/ital/kataoka/k-index.html
あぜ丸
2009年11月22日 17:52
italさん、コメントありがとうございます♪

そうですね・・ちょと比喩的に書いたのですが、事実と違いますね・・まったくないというのは言い過ぎでした。すみません。でも目立たなくなりましたね・・・

サイトに寄らせていただきます
ボビー
2010年03月14日 15:18
あぜ丸さま
片岡義男をウェブで検索して,たまたま見つけ,興味深く読ませていただきました.

私も高校の頃,片岡ワールドにはまりました.あの頃はバイクに乗り,サーフィンをして,ディスコに通い,達郎や大滝詠一を聞きまくり,まさにそんな時代の空気を吸って過ごしました.今思うに,片岡義男の世界観は自分にとってとても貴重な青春時代の栄養だったのだと思います.そんな世界観を今でも持ち続けたいと思い,2,3年前に古本屋で「ボビーに首ったけ」を購入し,久しぶりに読みました.高校時代から25年以上も経ち,確固たる自分がここにいたはずなのですが,「ボビー」を読むと,いたるところに今の自分の考え方や価値観に通じることが描かれており,片岡義男から如何に自分が影響を受けていたのか,改めて驚きました.
今40代になり,2週間前から仕事でハワイに来て,半年ほど滞在する予定です.こうしてハワイに来ているのも,片岡ワールドが自分のどこかに残っているせいだと思います.
バブルが終わり,日本も何だか元気がなくなり,20代,30代の人達と話していても,将来に対する夢とかが伝わってきません.あぜ丸さんのコメントを読み,あの頃に我々の世代がいただいた時間や世界観はある意味貴重な宝なのかな,と感じました.
時代は変わっても,あの頃を引きずって,子供達に伝えていきたいなと思う今日この頃です.
こちらで「限りなき夏I」が非常に読みたくなってきたボビーでした(長文すみません)
あぜ丸
2010年03月16日 16:38
ボビーさん、コメントありがとうございます♪

ハワイからのコメントありがとうございます!!あぜ丸は、インドから返しています・・暑い場所に変わりはありませんが、環境はぜんぜん違いますね・・こちらには「のら牛」がいます(笑)

 確かに、われわれの世代には片岡義男的世界は、影響を受けましたよね・・・今では、この記事を書いてから、よく読みますよ・・今ならわかることもたくさんあって・・面白いですよね・・・

そうですね・・今の若い人は、なんだか夢がないというか・・・夢見ることが許されない・・感じがしてかわいそうですね・・

確かに、僕らの世代は・・幸せだったかもしれません。

ボビーに首ったけ・・・死なないでくださいよね(笑)
yuri
2010年03月30日 00:19
片岡義男での検索でたまたまあぜ丸様の記事にたどりつきました。

あまりにも同感すぎて驚きです。
思わずコメントをしたくなりました。
 
私は高校生のとき「ボビーに首ったけ」を初めて読み、それ以来ほとんどの片岡義男の著書を読みました。
当時、片岡義男が好きであることは、なんとなく恥ずかしくて誰にも言わなかったのですが、片岡義男の小説に出で来る女性に憧れて、いろいろと真似をしていました。

片岡義男の世界にどれだけ影響をうけたかわかりません。あぜ丸様のおっしゃるように、私も片岡的世界観をかなりひきずって生きています。現実はちっとも片岡ワールドじゃないんですが。あぜ丸様の記事で自分のなかにある片岡義男に影響された部分を確認できたことは、ほんとうによかったです。ありがとうございました。

久しぶりに読み直してみます。









あぜ丸
2010年03月30日 07:36
yuriさん、コメントありがとうございます(^O^)

嬉しいです。同じ感じの方がおられて、なぜかホッとしています(笑)

この記事を書いてから、あぜ丸も結構読み返しました。ブックオフでも未読のものを購入したり!

片岡さん的世界観って、今の時代だからこそ、大切な部分が多くありますよね!
これからも大切に読み続けたいと思います!

コメントありがとうございました(^O^)
XXX
2011年06月11日 18:07
義男さんいいですよね~
自分親戚なんで(血はつながってませんがw)
スローなブギにしてくれは家にあったんで読みました
自分は平成生まれなんですけど
昭和なガンガン昭和な感じですね
けっこう恋愛などでは今にもありそうなことが多く
共感できたりしておもしろかったです

今度家に行った時いろいろきいてみようと思います
家にテニスコートありましたw
あぜ丸
2011年06月11日 18:11
Xxxさん、コメントありがとうございますございます!

そうですか?素晴らしいですね!ご親戚の方とは!

今でも大好きですね!もう青春の大切な宝物ですよ!本当によく読みました。大人な文学が大好きでした!
dads
2011年06月13日 01:04
あぜ丸様
片岡義男で検索していたら、こちらにたどりつきました。
日曜深夜、この時間はいつも郷愁を誘うというか、よく昔を思い出します。そこでふと昔良く読んだ片岡義男氏のことを思い検索したところ、あぜ丸様のブログに辿り着いた次第です。
田舎の中学生時代に雑誌ポパイに出会い、そこでアメリカンカルチャーなどにの影響を受けました。スケートボードが、UCLAのトレーナーが、コンバース、ナイキのコルテッツなどが格好良かった時代です。その雑誌ポパイの中で片岡義男氏のコラムに出会ってから興味を持つようになり、当時の文庫本はかなり読みました。
小説を評価する程の文章力は無いので多くは語れません。一言で言うならば、氏の文章は「乾いている」世界だったと思います。
勿論小説そのものも楽しく読ませていただいたのですが、私の中では、片岡義男氏の小説は、まさしく雑誌ポパイに象徴される当時のカルチャーの中の、一つのアイテムというところだったのかな、と思います。

久々に氏の小説を読んでみようと思います。
昔のではなく、最近のを、です。

やはり当時の世界に戻るのかそれとも新しい発見があるのか・・・どちらでしょうか~
あぜ丸
2011年06月13日 07:55
dadsさん、コメントありがとうございます(^-^)/

片岡義男さんの記事は、じわじわと反響があります。おっしゃる通りで、乾いた文体でしたし、大人の世界観があって、今読み返した方が、グッとくる話もすごく多いです。最近では、ブックオフに行くとカナラズチェックするようになりました。


あの時代ポパイは影響力が大きかったですよね!あぜ丸もものすごく憧れました。


今でもあの気持ちを持てたことは、すごく感謝しています!
奈良シカマル
2011年09月13日 13:24
「片岡義男の世界-波乗りとオートバイ、その小道具的意義-」
卒業論文の題名です。
失礼にもコピーをご本人に送ったところ丁寧なお礼状をいただきました。
片岡さんの小説にあこがれ、波乗りとオートバイにあけくれた大学時代・・・、
片岡さんの作品は私の青春そのものです。
あぜ丸
2011年09月13日 17:40
奈良シカマルさん、コメントありがとうございます♪

そうですか・・・素晴らしい卒論ですね・・僕は死んだ作家をやったので・・・笑

しかし、この記事の反響が意外と大きくて驚いています。僕も大好きですよ・・・この記事を書いてからも結構読み直しました。もっと再評価されてもいいですよね???
CRYSTAL
2011年11月03日 15:39
片岡義男で検索していたら、
たどりつきました。初めまして(笑)

私は40歳の女性です。
中学生~高校生の頃、ハマってました。
長い髪と、カワサキ、車はステーションワゴンとか、よく登場してましたよね。
大人の世界に憧れました。
少し、今、気持ちに余裕が出てきて、
片岡義男をまた読んでみようと思ってます。
そして、やめていたバイクも・・・。
皆さん、思いは同じですね。
共感する部分が多すぎて、
思わず参加してしまいました。

あぜ丸
2011年11月03日 18:48
CRYSTALさん、コメントありがとうございます♪

やはり女性服のかたもいましたか(笑)ですよ、まったくおっしゃる通りですよね!



ボクもこの記事を書いてからたまに読むことがあって、大人になった今は、昔よりも切なくなる大人の恋の話もあり、ドキドキします(笑)


是非また読んでバイクにまたがってください!
名無し
2011年11月21日 03:10
お小遣いあげるからメールしておいで(*´ω`)♪ http://ktjg.net/
YUKA
2012年01月04日 22:27
 あぜ丸様、そして片岡義男ファンの皆様、はじめまして。

 あれは高2でした。
 書店でなんとなく目に入った赤い背表紙の文庫。
 心挽かれる題名に中を開くと、そこはとびっきりカッコいいお姉さんのいるオシャレでほんのり背徳的な世界でした。
 いけないものを見てしまったような、でももう引き返せない。
 即購入し勉強そっちのけで何度も何度も読み返しました。
 少ないお小遣いをやりくりして何冊も何冊も集めました。

 親や学校や少女マンガでさえ教えてくれないことがたくさん書いてあり、また、オートバイやアメリカ的なものの中には正直わからない部分もあったけれど、どんな女性誌よりも上質の恋愛テキストでした。
 おかげで磯臭かった小娘もバブルな街中でキラリと光ることができました。
あぜ丸
2012年01月08日 11:17
YUKAさん、コメントありがとうございます

そうですよね・・・ものすごく大人の世界観がありましたよね・・今読むとすごく理解出来たりするんですよ

たまに今でも読み返すのですが、今のほうがすごく話の中身が理解出来たりします

また再読してみてください

Hide
2012年04月15日 00:28
マイブーム 昭和で^^す 今買いなおして読んでるのがスローなブギ、ボビーに首ったけ やっぱ青春やね、それと 前より深くわかった!て感じです
まお
2012年04月24日 23:55
初めまして。
片岡氏に縁の深いレイニーディブックストア&カフェの記事を雑誌で読み、
思い立って昨日行ってきました。
私もあえてファンであるとは公言してません。
今は作品を知っている人も少ないと思うから、
どういうところが好きなのか説明するのも億劫で
人にはファンであることは言いません。
でも、ちゃんと心にありますよ、今も。
影響しっかりあります。