ヘミングウェイを読む・・・・今だからこそか最高に胸に響く
ヘミングウェイ読んでますか? もう読む人もあまりいないのかなぁ・・・あぜ丸は長い闘病の末に再読してみると、結構作品が深く読めるようになってきました 戦争帰りと闘病帰りの気持ちがなんとなくシンクロするのですね 純粋な作品以外にも手掛かりとなる本が数多くあるのでそういうのを読むのもとても楽しいです
まずは何と言っても敬愛する作家
矢作俊彦「ライオンを夢見る」

キューバ、キーウエスト、パリ、スペイン、そして故郷・オークパークへ。もうひとりの彼を探して、20年にわたる世界の旅の末に、たどりついたもの。ライオンの夢を見る午睡を求めヘミングウェイを旅する。
とにかくヘミングウェイを追いかける矢作さんの文章が最高で、近年のヘミングウェイ関連では出色の出来である
これはNHK-BSで放送されたプレミアムカフェ選 ハイビジョン特集 世界 時の旅人 ヘミングウェイ アメリカに背を向けた男の真実
として一部放送されていて、案内役も矢作俊彦本人であって、その会話がもちろん蘊蓄にあふれたものである
番組の最後に矢作さんの「ヘミングウェイに捧ぐ」が朗読されるが、これがもう最高の文章であって、ホテルニューグランドのオリジナルのシーガーディアンが無くなった事もこの文章には言外の意味として語られていく
サヴォイホテルのメインバーが店を閉じたのは9年前。その時からマティーニは故郷を永遠に失った。蝶ネクタイでマティーニを振るバーテンダーも故郷を失った。煙草に燻られマティーニを飲む男たちも故郷を失った。 僕たちは夜毎ここではない彼方を夢見て飲んだ。
・
サヴォイのマティーニを、フロリディータのダイキリを、ハリーズバーのミントジュレップを。それももう失われた。夢見たのはヘミングウェイの描いた酒。決してたどり着けない天国の酒。もし辿り着いたら…
多分地獄を夢見て飲んだろう。僕らが飲んで飲んで結局飲み尽くせなかったのは…20世紀だった。
・
もう何も言うまい。こうして今はただの歴史になる。
ヘミングウェイ全短編1~3 ヘミングウェイ 高見浩

ヘミングウェイのニックアダムズものを読まないで、どうやって男の生き方を学ぶのか・・・今の若者は読んでいるのだろうか?心配である。
確かにもう「男の生き方」と語ること自体が時代錯誤と呼ばれるのかもしれないけどねぇ それでもやはり読むべきだと思うのだ。
ヘミングウェイの流儀 (日本語) 単行本 – 2010/3/13
今村 楯夫 (著), 山口 淳 (著)

本書は文豪ヘミングウェイの残された写真1万点以上、領収書数百枚、手紙、伝記、作品などを吟味した上で、ヘミングウェイが私生活で身につけたもの、愛用したものを中心に取り上げています。
ヘミングウェイの酒 (日本語) 単行本 – 2007/12
オキ シロー (著)

ヘミングウェイの小説に出てくるお酒やヘミングウェイ自身が愛飲したお酒を、一つずつテーマにして書かれたコラム集。
もちろんダイキリ フローズンダイキリ(パパドープレ)もあります。僕がフローズンダイキリを覚えたのはニューグランドの初代シーガーディアンでチーフの宮本さんに教わったのだけれど、その時宮本さんはちゃんとヘミングウェイのパパドープレをふるまってくれた。その時はアイスを残すパターンちスムージレベルにするパターンがあったけど、シーガーディアンのオリジナルのレシピがどちらかはわからない
ヘミングウェイ美食の冒険 (日本語) 単行本 – 1999/10
クレイグ ボレス (著), Craig Boreth (原著), 野間 けい子 (翻訳)

ヘミングウェイが愛した料理と酒を用意し、美食の冒険に旅立とう。フランスやスペインで耽溺したメニュー、キューバの海で味わう野性的な味覚、バーで傾けた強烈なアルコール…。文豪のレシピを忠実に再現。
料理本としても面白いです
並はずれた生涯 アーネスト・ヘミングウェイ
デービッド・サンディソン (著)

このヘミングウェイ写真集は、20世紀有数の恋愛小説家ヘミングウェイの生涯をたどりながら、複雑な人物ヘミングウェイを明るみに出している。アメリカでの少年時代。第一次大戦中における野戦病院のドライバー時代から、スペイン内乱の戦いを報道した記者時代にいたるまでを土台にした、並はずれた物語の数々。釣りと狩猟への情熱と革命前後のキューバへの愛。第二次大戦中に報道記者としてフランスのレジスタンス要員と接触した経験。多くの女性との恋愛。そしてついにはうつに陥り、自殺にいたった晩年。本書は、文豪ヘミングウェイに、新しい光を当ててい
る
ヘミングウェイのパリ・ガイド
今村楯夫 (著), 小野規 (写真), 明石和美 (その他)

ヘミングウェイが愛したパリ。その足跡、匂いを、ゆかりの地にめぐるガイドブックです。ヘミングウェイ研究の第一人者・今村楯夫氏(東京女子大学名誉教授)の書き下ろしエッセイと、パリ在住の写真家・小野規氏の撮り下ろし写真で構成。また独自のパリ取材で実用的なガイドブックとしての機能を大幅にアップしています。見やすい地図でパリの散歩を楽しむ本です。もう少し内容に触れると、パリ時代のヘミングウェイを、テーマ別に当時の写真とともに掘り下げ、ホテル・リッツとのエピソードなどを紹介しています。加えて、モパルナス、カルチェ・ラタン、サンジェルマン・デ・プレ、セーヌなどの詳細な地図と写真を掲載。そして現在にヘミングウェイが生存していたらきっと行ったであろう、という場所を徹底取材しました。誰も知らないパリ、とっておきのポタリング・ガイドとしてちょっと知的なパリ散歩の本。
何をいまさらヘミングウェイ・・・と思うかもしれませんが、やはり死後50年経過して残っている作家は素晴らしいです
こうしたヘミングウェイにまつわる本もゆったり読んでから、また作品に戻ると趣が変わると思います
ちゃお
まずは何と言っても敬愛する作家
矢作俊彦「ライオンを夢見る」

キューバ、キーウエスト、パリ、スペイン、そして故郷・オークパークへ。もうひとりの彼を探して、20年にわたる世界の旅の末に、たどりついたもの。ライオンの夢を見る午睡を求めヘミングウェイを旅する。
とにかくヘミングウェイを追いかける矢作さんの文章が最高で、近年のヘミングウェイ関連では出色の出来である
これはNHK-BSで放送されたプレミアムカフェ選 ハイビジョン特集 世界 時の旅人 ヘミングウェイ アメリカに背を向けた男の真実
として一部放送されていて、案内役も矢作俊彦本人であって、その会話がもちろん蘊蓄にあふれたものである
番組の最後に矢作さんの「ヘミングウェイに捧ぐ」が朗読されるが、これがもう最高の文章であって、ホテルニューグランドのオリジナルのシーガーディアンが無くなった事もこの文章には言外の意味として語られていく
サヴォイホテルのメインバーが店を閉じたのは9年前。その時からマティーニは故郷を永遠に失った。蝶ネクタイでマティーニを振るバーテンダーも故郷を失った。煙草に燻られマティーニを飲む男たちも故郷を失った。 僕たちは夜毎ここではない彼方を夢見て飲んだ。
・
サヴォイのマティーニを、フロリディータのダイキリを、ハリーズバーのミントジュレップを。それももう失われた。夢見たのはヘミングウェイの描いた酒。決してたどり着けない天国の酒。もし辿り着いたら…
多分地獄を夢見て飲んだろう。僕らが飲んで飲んで結局飲み尽くせなかったのは…20世紀だった。
・
もう何も言うまい。こうして今はただの歴史になる。
ヘミングウェイ全短編1~3 ヘミングウェイ 高見浩

ヘミングウェイのニックアダムズものを読まないで、どうやって男の生き方を学ぶのか・・・今の若者は読んでいるのだろうか?心配である。
確かにもう「男の生き方」と語ること自体が時代錯誤と呼ばれるのかもしれないけどねぇ それでもやはり読むべきだと思うのだ。
ヘミングウェイの流儀 (日本語) 単行本 – 2010/3/13
今村 楯夫 (著), 山口 淳 (著)

本書は文豪ヘミングウェイの残された写真1万点以上、領収書数百枚、手紙、伝記、作品などを吟味した上で、ヘミングウェイが私生活で身につけたもの、愛用したものを中心に取り上げています。
ヘミングウェイの酒 (日本語) 単行本 – 2007/12
オキ シロー (著)

ヘミングウェイの小説に出てくるお酒やヘミングウェイ自身が愛飲したお酒を、一つずつテーマにして書かれたコラム集。
もちろんダイキリ フローズンダイキリ(パパドープレ)もあります。僕がフローズンダイキリを覚えたのはニューグランドの初代シーガーディアンでチーフの宮本さんに教わったのだけれど、その時宮本さんはちゃんとヘミングウェイのパパドープレをふるまってくれた。その時はアイスを残すパターンちスムージレベルにするパターンがあったけど、シーガーディアンのオリジナルのレシピがどちらかはわからない
ヘミングウェイ美食の冒険 (日本語) 単行本 – 1999/10
クレイグ ボレス (著), Craig Boreth (原著), 野間 けい子 (翻訳)

ヘミングウェイが愛した料理と酒を用意し、美食の冒険に旅立とう。フランスやスペインで耽溺したメニュー、キューバの海で味わう野性的な味覚、バーで傾けた強烈なアルコール…。文豪のレシピを忠実に再現。
料理本としても面白いです
並はずれた生涯 アーネスト・ヘミングウェイ
デービッド・サンディソン (著)

このヘミングウェイ写真集は、20世紀有数の恋愛小説家ヘミングウェイの生涯をたどりながら、複雑な人物ヘミングウェイを明るみに出している。アメリカでの少年時代。第一次大戦中における野戦病院のドライバー時代から、スペイン内乱の戦いを報道した記者時代にいたるまでを土台にした、並はずれた物語の数々。釣りと狩猟への情熱と革命前後のキューバへの愛。第二次大戦中に報道記者としてフランスのレジスタンス要員と接触した経験。多くの女性との恋愛。そしてついにはうつに陥り、自殺にいたった晩年。本書は、文豪ヘミングウェイに、新しい光を当ててい
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ヘミングウェイのパリ・ガイド
今村楯夫 (著), 小野規 (写真), 明石和美 (その他)

ヘミングウェイが愛したパリ。その足跡、匂いを、ゆかりの地にめぐるガイドブックです。ヘミングウェイ研究の第一人者・今村楯夫氏(東京女子大学名誉教授)の書き下ろしエッセイと、パリ在住の写真家・小野規氏の撮り下ろし写真で構成。また独自のパリ取材で実用的なガイドブックとしての機能を大幅にアップしています。見やすい地図でパリの散歩を楽しむ本です。もう少し内容に触れると、パリ時代のヘミングウェイを、テーマ別に当時の写真とともに掘り下げ、ホテル・リッツとのエピソードなどを紹介しています。加えて、モパルナス、カルチェ・ラタン、サンジェルマン・デ・プレ、セーヌなどの詳細な地図と写真を掲載。そして現在にヘミングウェイが生存していたらきっと行ったであろう、という場所を徹底取材しました。誰も知らないパリ、とっておきのポタリング・ガイドとしてちょっと知的なパリ散歩の本。
何をいまさらヘミングウェイ・・・と思うかもしれませんが、やはり死後50年経過して残っている作家は素晴らしいです
こうしたヘミングウェイにまつわる本もゆったり読んでから、また作品に戻ると趣が変わると思います
ちゃお
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